【開催報告】令和4年度 小学生対象「食文化自由研究講座」を開催しました。
夏休みの自由研究の機会に、子供たちが鶴岡の食文化を見て、聞いて、学べる「食文化自由研究講座」を開催しました。鶴岡の食文化の魅力を伝える「鶴岡ふうどガイド」の案内のもと、体験や講話を通じて、地元の食材や食文化の魅力・面白さについて学習しました。
【4~6年生コース】
■ 件名 鶴岡「めん」文化を知ろう! 夏に美味しい「むぎきり」
■ 日時 令和4年7月26日(火) 10:15~12:15
■ 場所 エスモールクッキングスタジオ
■ 参加者 市内小学生・親子 5名
■ 講師 鶴岡ふうどガイド 玉谷貴子 氏
■ 内容
・庄内で愛される郷土料理「麦切り」についてのお話。麺の起こりの話から麦切りの特徴・伝承まで、さまざまな角度からお話を聞くことができました。
・麦切りをおいしくいただく技を教えてもらいました。何より「ゆでたてをキリリと冷やして食べるのが一番」とのことで、「ゆで時間はきっちり守ること」、「ゆであがった麺は、ごしごし洗うこと」など五つのポイントを、実演を交えて伝授いただきました。
・日本の食に欠かせない「だし」についてのお話。「だし」の科学的な仕組みやかつお節の豆知識をお話いただきました。昆布とかつお節の「一番だし」の取り方を見せてもらい、取っただしの微妙な味わいの違いを体感することができました。
・麦切りづくりの体験。麦切りの生地を細く切って麺の形にしていきます。切った麺はそれぞれ自分でゆでてしめました。さっき先生に教えてもらったことを見事に実践し、皆さん上手においしい麦切りを作ることができました。
【1~3年生コース】
■ 件名 お米の里ふじしまで「米」についてまなぼう!
■ 日時 令和4年8月6日(土) 10:00~12:30
■ 場所 ふじしま市場たわらや
■ 参加者 市内小学生・親子 17名
■ 講師 鶴岡ふうどガイド 伊藤和佳 氏、ふじしま市場たわらや 小野 氏
■ 内容
・昔からお米の保存に使われてきた「たわら」の勉強。たわら職人さんに実物・実演を見せてもらいながら「わら」の使われ方を学びました。
・お店の中を見学して、「お米にかかわるもの」を探しました。「米油」や「米こうじ」、「もみがら」など、それぞれ見つけたものを発表しました。
・お米の話を聞きました。白米はごはんやおもちとして食べられたり、米粉やお酢やお酒になったりすることがわかりました。残った「もみがら」や「わら」、「ぬかそう」もいろいろなことに使われていることがわかりました。
・藤島で生まれた「はえぬき」、「つや姫」、「雪若丸」3種類のお米を食べ比べ。味や食感の違いを感じ取りました。