【実施報告】
「鶴岡 食のアンバサダー」による大分県臼杵市での研修事業を実施しました。

同じユネスコ食文化創造都市である臼杵市の料理人・生産者との技術交流を通して、本市料理人・生産者の技術向上を図るため、大分県臼杵市へ2泊3日の研修を実施しました。

有機農産物「ほんまもん野菜」の生産背景や特産品「ふぐ」の卸から消費者への提供までの一連の行程を学んだほか、臼杵市の料理人や生産者との交流を通じ、臼杵市の食文化や特色を知ることができただけでなく、鶴岡の食文化を客観的に見つめ直す良い機会になったようです。少しだけ研修の様子を少しお伝えします。

臼杵を代表する観光名所であり国宝にも指定されている「臼杵大仏」を見学
臼杵市長に表敬訪問
 
臼杵の料理人との調理セッションの様子

ふぐ専門加工卸売店「木梨ふぐ」で養殖場や加工場を視察

有機栽培を推進する臼杵市が平成22年に開設した「土づくりセンター」を視察

臼杵の料理人との調理セッションの様子

創業146年の老舗料亭「喜楽庵」てっさ調理の様子を見学

“ほんまもん農産物”生産者との交流
 
臼杵の郷土料理「黄飯」「かやく」「きらすまめし」
鶴岡の郷土料理「孟宗汁」「あさつきの酢味噌和え」「弁慶飯」「岩海苔おにぎり」

■参加者の感想(鶴岡 食のアンバサダー:佐藤渚氏)
 今回、臼杵市を訪れ、古くから続く発酵・醸造文化を大切にしていたり、土づくりからこだわる有機農業により生産された農産物が市内に流通していたりと、地産地消がうまく機能しているように感じました。また、特に学校給食に有機農産物を積極的に使用する取組は、未来への投資につながっている素晴らしいものだと思いました。両市の料理人で互いの郷土料理を作った交流会では、臼杵の食文化について身をもって学ぶことができたほか、新たな発見もあるなど、とてもいい経験となりました。
 3日間臼杵市の食文化について色々と学び、また交流する中で、今後、自分たちはどのようにして鶴岡の食文化を未来へつなげていくべきか、そして魅力を発信していけるか、ということについて深く考えることができました。例えば、郷土料理のような歴史ある大切な食文化を守るために、我々料理人が率先して鶴岡の食文化をPRするなど、できることから取り組んでいこうと思います。また、臼杵市の方に鶴岡のことを説明しようとした際に、自分が鶴岡市のことを知っているようで知らないということを思い知らされました。鶴岡市の料理人である以上、郷土料理など鶴岡市の食文化のことはしっかり学び、先輩料理人の皆さんやお客様、地域の皆さんと交流し、そして技術を磨き続けることで、お客様や地域の方々に食を通じた恩返しをしていきたいです。

2/20料理人交流会にて臼杵市の皆さんと記念撮影
写真前列右から、2番目:臼杵商工会議所小手川会頭(フンドーキン醤油㈱社長)、3番目:中野臼杵市長、
後列右から、料理人渡部氏、料理人安野氏、久家社長(㈱久家本店)、料理人山田氏、足立部長(富士甚醤油㈱)

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