笹巻き

端午の節句に健やかな成長を願って作ります。
灰汁 (あく) に浸したもち米を 笹で巻いて煮た「ゼリー状のプルンとした黄色い笹巻き」が鶴岡風。

材料(50個)
◎三角巻
もち米 ……………………… 1升(1.5Kg)
灰汁(重曹で代用可) ……… 適量
笹の葉 ………………………100枚
イ草の紐(または平テープ)…50本
黒砂糖 ……………………… 適量
青きな粉 ……………………… 適量​​​​​​

 
下準備

【笹の準備】
笹の葉は土用のものが良いと昔からいわれているので、7月に採りに行き、採ったら重曹を入れて茹でる。笹の葉100枚を3Lの鍋に入れ、重曹は30~50gが目安。5~7分茹でて、鍋から出して、水で冷やして1枚ずつ洗ってきれいにすすぎ、葉をザルに立てる。葉を重ねて密閉した袋に入れて冷凍保存する。
【灰汁水の準備】
鍋に1.8Lの水とあらかじめ振るった木灰200gを入れて、煮立たせたらそのまま一晩置く。上澄みをさらしでこして灰汁水を作る。灰汁水はそのままにしておくと効果がなくなるため、瓶に入れて保存する。瓶に詰める際も、漏斗にペーパータオルなどを敷き、さらにこして詰める。

作り方
  1. もち米は2時間、水に浸してからよく水をきり、一晩灰汁水に浸す (米と灰汁水はよく混ぜる)。
  2. 半量ずつもち米をザルにあげ、よく水をきり、笹とイ草で巻く (巻き方は下の動画参照)。
    巻いている間にザルにあげたもち米が乾きすぎないようにする。
  3. 鍋に笹巻きを入れ、たっぷりの水で1~1.5時間煮る。途中30分位で1個笹巻きを取り出して中を開けてみる。
    米の粒がまだはっきりしているようなら、灰汁水を1/2カップ足して落としぶたをして煮る。30分毎に、1個笹巻きを取り出して中を確認する。
  4. 米の粒が見えず、半透明になったら、笹巻きを鍋から取り出し水に入れて冷やす。
  5. 冷えたらザルにあげ、濡れふきんをかぶせて冷蔵庫で保存する。
    黒みつ、青きな粉をかけて食べる。

笹巻きの巻き方 その1 三角巻き

笹巻きの巻き方 その2 こぶし巻き

 

鶴岡市独自の食文化を行事ごとにご紹介します。

わらびのアク抜きや魚のさばき方など、料理に役立つ知識をご紹介。


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「つるおかおうち御膳」とは?

鶴岡の郷土食を紹介するレシピ集です。この地で受け継がれてきた郷土食。「最近食べていないなぁ、懐かしいなぁ」「コレ、ばばちゃんがよく作ってくれたな」「久しぶりにコレ、作ってみようかな」と、レシピ集を片手に懐かしんでみてはいかがでしょうか。鶴岡市内書店にてお買い求めいただけます。

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