写真左|温海カブ  写真右|庄内柿

生きた文化財「在来作物」

  「在来作物」は、その土地で長年栽培され、人々に親しまれてきた野菜、果樹、穀類などの作物です。
  在来作物は長い間私たちの生活を支え、地域独特の文化を継承する一翼を担ってきました。
  庄内・鶴岡では、現在確認されているだけで50品種を超える在来作物が受け継がれ、
遺伝子的多様性をもつ生物資源としてはもちろんのこと、栽培技術や食文化の継承を担う
貴重な「生きた文化財」として、次代に継承するための多様なプロジェクトが進められています。

主な在来作物

孟宗

あく抜きせずに食べられる上質なタケノコ。えぐ味が少なく、柔らかな歯ごたえが特徴。諸説あるが、修験者が北前船で京都から持ち帰り、寺社に植えたのが始まりともいわれる。庄内では、厚揚げとシイタケとともに味噌と酒粕で煮る「孟宗汁」が春の風物詩として親しまれている。

だだちゃ豆

日本一有名な茶毛系統の枝豆で、茹でると芳ばしい香りがあたりに立ちこめ、口に入れると甘みとうま味が広がる。
そのおいしさに酒井藩のお殿様が「これはどこのだだちゃ(親父)のマメか?」と問うたことからその名が生まれたというのが定説。

民田なす

鶴岡市民田地区で栽培されてきた、果肉にしまりが良い小型の丸なす。
松尾芭蕉「奥の細道」に登場する、初なすびが民田なす(当時の呼び名は「外内島なす」)であるともいわれている。

外内島きゅうり

鶴岡市外内島地区で栽培されている、みずみずしく、皮が薄く、肉厚でサクッとした歯触りが特徴のきゅうり。
頭の部分は緑色で苦味が強く、お尻の部分は白くて甘い。


庄内柿

庄内地方一円で栽培されている平核無(ひらたねなし)という渋柿。
庄内柿の原木は今も鶴岡市鳥居町に現存し、鶴岡市の天然記念物に指定されている。種がなく、四角平らで、果肉は固め。渋抜きすると、さわやかな甘みをもつようになる。

からとりいも

庄内一円に分布し、最上川を境に北は青茎、南は赤茎と栽培系統が分かれている。
えぐみの少ない里芋の一種。親芋、小芋、茎、葉まで全て食べられる。
庄内風いも煮に入れると絶品である。

温海かぶ

鶴岡市温海地区で330年以上前から焼畑栽培され、山形県に残存する在来作物の中で最も古い歴史を持つものの一つ。カリッとした歯ごたえは漬物にしても絶品で、200年以上前の古文書に、高植で珍重された(かぶ18個で米一升と交換された)との記述が残っている。

小真木だいこん

鶴岡市小真木地区を中心に栽培される。長さ20〜25cmの徳利型の置漬け用白首だいこん。
生では苦味があり、おろすと辛みが強い。庄内の正月料理の「ハリハリ漬」に欠かせない野菜。葉もやわらかく美味。


庄内の在来作物でつくる
レシピ集「はたけの味」

庄内地方の在来作物15種類を取り上げて、それぞれについて3つずつ計45レシピを掲載した書籍「はたけの味」を発刊いたしました。農家民宿「知憩軒」の長南光さん、みゆきさん親子ふたりによる、心にしみる郷土料理の味を紹介しています。


山形在来作物研究会

在来作物の価値を見つめなおすことを通じて、地域食文化の発掘や豊かな食生活の提案、食産業の活性化をめざし、山形大学農学部を中心として、生産者や料理人等多くの市民の参加により、活発な取り組みが進められています。

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