鶴岡の食文化を紡ぐ人々
地域から探す:温海地区
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№058~越沢三角そば~ 越沢三角そば生産組合 野尻善共さん・越沢自治会 大滝由吉さん
三角錐の米粒よりも少し大きいくらいのこげ茶色の実。山形県の特産品ともいえる“そば”。今回取材したそばの品種の一つである“越沢三角そば”は2016年に「在来作物」に認定されました。鶴岡の温海地域の越沢で、細く長く受け継がれていたこの小さなそばにまつわる地域のお話を、生産組合のメンバーの2人にお聞きしました。
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№048〜べろべろ餅〜 関川もち加工組合 五十嵐喜代さん
関川地区は山形県と新潟県の県境に位置し、四方を山にかこまれた戸数約40戸の地域です。木の皮の繊維を糸にして織る「日本三大古代織り」の一つにも数えられている「しな織」の伝統が受け継がれている場所として知られています。その、関川地区で作られている餅加工品が、知る人ぞ知る“べろべろ餅”。作り手のお一人である五十嵐喜代さんにお話をお聞きしました。
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№046〜波渡ナス〜 小堅保育園のみなさん
在来作物の一つである波渡(はと)ナスは、これまで、地域の住民によって当たり前に育てられていましたが、一般的にはあまり知られていませんでした。地域の保育園での活動の中で地域外の方の目にとまり、在来野菜として注目されるようになった作物です。今回は、波渡ナスを取り巻く人たちのお話をご紹介します。
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№041~焼畑かぶ(温海カブ)~ 一霞温海かぶ生産組合 佐々木茂さん
鶴岡の漬物と言えば必ず話題に上るのが、色も鮮やかで歯ごたえが自慢の在来作物、温海カブ。今回は、温海地域の一霞集落が地域ぐるみで温海かぶの生産・加工・ブランド化に取り組む中心を担う一霞温海かぶ生産組合の組合長、佐々木茂さんに話を伺いました。
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№040〜焼畑カブ(温海カブ)〜 山形大学農学部フィールド科学センター上名川演習林
地域ごとにもいろいろな焼畑カブがありますが、今回は、新しい切り口で焼畑の取り組みをしている山形大学農学部フィールド科学センター上名川演習林(以下演習林)を訪ねました。森林や林業を学ぶ学生の研究や調査の場として利用されている旧朝日村上名川にある演習林では11年前から焼畑を実施しています。どのような思いで続けてきたのか、職員の方にお話をお伺いしました。
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№030〜紅エビ〜 鼠ヶ関港漁師 佐藤洋生さん
庄内では「甘エビ」のことを女性の唇に紅を塗ったさまに色形が似ている事から「紅エビ」と呼びます。実は庄内浜は全国でも5本の指に入るエビの一大産地。しかし、そのほとんどが県外に出荷されています。今回は、鼠ケ関でこの「紅エビ」漁を行っている佐藤洋生さんにお話を伺いました。
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№029〜庄内おばこサワラ〜 庄内おばこサワラ漁師 鈴木剛太さん
サワラは魚へんに春と書き、「春を告げる魚」とも呼ばれていますが、ここ近年庄内浜では秋に脂のたっぷり乗ったサワラの漁獲量が増えています。獲れて直ぐに、このサワラを船上で活〆し、一尾一尾大切に扱う「庄内おばこサワラ」の漁を行っている鈴木剛太さんにお話を伺いました。
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№017〜シイタケ〜 鈴木農園 鈴木昭一さん 由美子さん
10月の終わりともなると、鶴岡は秋真っ盛り。秋といえば、山の恵みのキノコもおいしい季節。店先には、数々のキノコが並びます。今回は、全国的にもトップブランドを誇るシイタケ栽培農家さんを訪ねました。
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№015〜早田ウリ〜 早田ウリ保存会 本間治廣さん
海辺に沿って細長い集落が広がる早田では、ずっと食べられてきた在来作物の早田ウリが住民の自慢の一つです。栽培する人が少なくなった早田ウリを守り、知ってもらいたいと有志の人たちが動き始めました。 強い日差しが照りつけ、暑さでめまいがするような8月14日。早田ウリ保存会の圃場に伺いました。
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№013〜古代もち〜 古代もち作り手 佐藤キヨ子さん
鶴岡では、秋に実るヤマブドウの果実を使ったジュースや漬物が親しまれています。けれどヤマブドウは春にも楽しみがあるそうです。その楽しみを探りに、山五十川(やまいらがわ)の古代餅の作り手を訪ねました。