鶴岡の食文化を紡ぐ人々
季節から探す:春
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№050〜笹巻〜 加工蔵まや 伊藤ヒサエさん
日本には様々な行事がありますが、5月5日の端午の節句は知らない人はいない有名な暦の一つです。現在は5月5日になっていますが、旧暦で祝う地域もあるようです。そのような行事では、暦に合わせた食をいただきます。端午の節句では、山形県では“笹巻”を並べるのが一般的です。今回は笹巻について旧朝日村の山間の集落、倉沢にある加工蔵まやの伊藤ヒサエさんにお話をお聞きしました。
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№043〜鱒のあんかけ〜 割烹 大多喜亭 大瀧慎さん
鶴岡に来た人が、様々な料理に触れる中で、初めて出会って驚いた、と言うものの上位にあがってくる「あんかけ」。中の具材は様々ですが、いちばんは庄内に春を告げる魚「鱒(マス)」と季節の素材の上にしっかりととろみのある甘いしょうゆ味のあんがかかっている「鱒のあんかけ」です。今回は割烹 大多喜亭の大瀧慎さんに、あんかけの文化と料亭のお話しをお伺いしました。
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№042〜例大祭「おふく様」〜少連寺地区 宮守家の皆さん
「春が来た」と思わせてくれるのは次々に咲いてくる花や、暖かくなってきた日差しだけではありません。庄内地方には、例大祭など行事ごとが多く、その行事が季節の変わり目であることを教えてくれます。何百年も続いているお祭りは各集落にあるのですが、今回は田川の少連寺地区の例大祭を取材させていただき、祭行事を通じて家庭で受け継がれる郷土料理のお話を伺いました。
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№036〜和からし〜 有限会社 月山パイロットファーム 相馬大さん
高原の風が気持ちいい5月、月山パイロットファームの相馬大さんに、在来の和からしのお話をお聞きしました。在来の和からしは、現在日本国内でも生産しているところがごく少なく、希少なものですが、種を受け渡しながら大切に育てています。
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№035〜わらび〜 大平高原わらび園
4月中旬、町にはもう春が来ているのですが、山はまだブナの葉が芽吹きだしたばかりで、肌に寒さを感じながら大平の公民館へ取材に出かけ、わらび園の管理をしている阿部馨さん、難波庄一さん、阿部勝さんの3名にお話をお聞きしました。
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№034〜うるい〜 うるい栽培農家 丸山良治さん
庄内ではまだ雪のあるうちから一足早く春の訪れを告げるうるいが出回ります。うるいの白と黄緑の美しい色のグラデーションは、まるで雪がとけて若葉が萌える春の訪れを表しているようです。今回は、うるい栽培農家の丸山良治さんにお話を伺いました。
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№025〜月山筍(がっさんだけ)後編〜 羽黒手向地区 佐藤俊一さん
月山の雪嶺が日に日に小さくなる6月に入ると、「月山筍」の採取が始まります。月山にはその地域の人しか採れない採り場があります。今回、羽黒町手向地区の佐藤俊一さんに同行して「月山筍」の採取を体験してきました。
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№024〜月山筍(がっさんだけ)前編〜 佐藤農園 佐藤俊一さん
「月山筍」は、柔らかい白い身、シャキシャキとした歯ざわり、そして豊かな風味を持つたけのことして、初夏の一瞬だけ楽しめる山からの贈り物です。この「月山筍」を羽黒町手向地区で20年以上前から栽培してきた佐藤農園代表、佐藤俊一さんにお話を伺いました。
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№022〜サクラマス〜 株式会社仁三郎 井関豊さん
ここではサクラマス、サクラ鱈、寒鱈など季節を冠して呼ばれる魚があります。四季の移り変わりをいち早く感じ、味わう地域だからこその名でしょうか。今回は桜のころに旬を迎え、鶴岡人が愛してやまないサクラマスのお話です。
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№012〜孟宗〜 孟宗生産者 大井康博さん
鶴岡の人は孟宗筍が大好きです。「孟宗(もうそう)」と呼び、酒粕入りの味噌汁、「孟宗汁」にしてシーズン中は毎日のように食べるという強者もいるくらい、愛してやまない食材なのです。 湯田川温泉は、孟宗産地の一つで、年間の中で最も観光客でにぎわうシーズンに活躍する生産者の方にお話を伺ってきました。